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2012年 04月 09日

脆性破壊 加圧水型原子炉

脆性破壊とは、じん性や展延性が低いために起こる破壊で、
ガラスなどに代表される。
脆性(ぜいせい)とは物質のもろさ、じん性とは物質の粘り強さ、
展延性(てんえんせい)とは物質が破断せずに柔軟に変形すること。

圧力容器は鋼鉄でできている。鋼鉄はじん性と展延性を持っているが、
中性子という放射能を受け続けると、どんどんもろくなる性質がある。
すなわち、ガラスに近づく。
そして、鋼鉄の脆性遷移温度はマイナス20度くらいだが、
中性子を浴び続けるとこの温度が上昇していく。

1954年にソ連が初めて商業用原子力発電所で発電を始めたころ、
原子力はまだ新しい技術のため、原子炉がどのくらい持つかわからず、想定として40年とした。
現在、原子炉が本当に40年持つかということを、原子炉内に試験片を入れて調べながらきている。

九州電力の佐賀県玄海原子力所の1号機は試験片の調査から、
脆性遷移温度が98度となっていることがわかっている。
通常の運転時は200数十度なので問題はない。
しかし、緊急時に水を入れれば、ガラスのようにパーンと破壊し、放射線物質が大気中放出される。

関西電力は加圧水型原子炉 (PWR) を、東京電力は沸騰水型原子炉 (BWR)を採用している。
もし、事故が起きれば、福島第一原子力発電所のような沸騰水型原子炉よりも
温度も圧力も高い加圧水型原子炉のほうが、進展が早いと予測される。

再稼動を検討している大飯原発は、3号機1991年12月、4号機1993年3月運転開始の加圧水型原子炉です。
100%の安全が確保されるまでは、動かすべきでないと思います。
100%の安全などないと思います。


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by moe-kozue | 2012-04-09 14:28 | エネルギー


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