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萌建築設計工房

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2012年 04月 25日

田畑と共に暮らす家|改修 麻績村 植栽

田畑と共に暮らす家|改修 麻績村 植栽_f0040270_5224431.jpg

西日防止のための植栽をしました。
メインにシャラ、添え木に、楓の出猩々(デショウジョウ)としました。

田畑と共に暮らす家|改修 麻績村 植栽_f0040270_5342749.jpg

北側の目隠しには、ソヨゴのメス、キンモクセイ、アオキなど
緑が入ると、とっても気持ちよい。
住宅もぐんと良くなります。

予算も限られていたことから、園芸店にお施主さんと一緒に苗を買いに行き、
施工者に手伝って頂きながら、みんなで植えました。

建築は敷地全体の計画も大事なので、
駐車場、外物置、駐輪場、植栽計画など必要に応じて計画します。

芽吹きの季節、葉っぱの変化が楽しみです。

# by moe-kozue | 2012-04-25 05:46 | 建築
2012年 04月 13日

田畑と共に暮らす家|改修 麻績村

田畑と共に暮らす家|改修 麻績村_f0040270_5391722.jpg

お父さんが建てた思いのこもった住宅の改修工事です。
昨年、内部の改修は完了していますが、
外壁の塗装と植栽工事をを4月に行っています。

既存の構造を見据えながら、住まい手の暮らしやすいプランに改修。
不要な部分は減築し、必要以上に手を加えず、予算を抑えながら、
暮らしやすい、体にやさしい住まいとなりました。

改修工事もプランがとても大事だと思っています。
基本設計で納得がいくまで話しました。

住まい手の体に負担がないように、
冬の寒さ対策として、断熱はきちんと施し、
暖房もパネルヒーターによる輻射熱暖房としました。
改修時の断熱で大事になるのは窓回りです。
樹脂サッシ+アルゴン入りLoweガラスとしています。

西日対策として、落葉樹を西の庭に植えます。
さて、何を植えるか検討中!

プラン・水周り・断熱改修
バリアフリー化<介護保険補助>
耐震改修 <木造耐震補強補助>

# by moe-kozue | 2012-04-13 06:01 | 建築
2012年 04月 12日

大内宿

大内宿_f0040270_23161838.jpg

福島県南会津郡下郷町大字大内にある旧宿場。
重要伝統的建造物群保存地区

すばらしい!
こんなに連檐している茅葺屋根ははじめてみました。

茅葺と言えば白川郷が有名ですが、
点在しているものとは違う、力強さがあります。

よくぞ、今まで残っていてくれました。
そして、住まいながらと言うから、さらにすばらしい。

観光客がまばらな、4月2日の朝、早い時間に行きました。
店先で、お茶を頂きながら、店主の方にまちの成り立ちやら、
保存のことやら、いろいろなお話をお聞きしました。
まちづくりはじっくりと話すことから始まるのだとおもいました。

大内宿_f0040270_958308.jpg

景観
昔は素材が、木・土・紙と限られていたので、
おのずと建築が揃った景観が形成される。

今は、いろいろな素材が溢れている。
自由に素材を選び、自由なかたちでつくる。
昔ながらの街並みを守り続けるのはとても大変なことだと思う。

大事なことは、「本物」であること。
時間の経過と共に、風合いを醸し出せるものつくり。

歯抜けになってしまったまちは、いたるところで見ることができる。
古い建物は壊され、駐車場になるケースが多く見られる。
さて、ここからまちをどのように整えるのか。
古い建築はきちんと残し、
新しくつくられる建築と、壊された後の土地をどのようにつくっていくかになる。
もっと、考えてみよう。

# by moe-kozue | 2012-04-12 00:00 | 建築
2012年 04月 10日

プルサーマル公開討論会

安全性の確保はどうなっているのだろうか?

福島第一原発の事故前なら、原発推進派の声が素直に聞けただろう。
しかし、事故後これを聞くと、真逆に聞こえてくる。
そして、人の技術に対するうぬぼれを感じ、腹立たしく、そして悲しい。

動画
プルサーマル公開討論会 

・テーマ
玄海原子力発電所3号機プルサーマル計画の安全性について
・開催日時
平成17年12月25日(日) 13:00 ~ 17:30
・参加者
(パネリスト)
 九州大学大学院教授出光一哉
 東京大学大学院教授 大橋弘忠
 京都大学原子炉実験所助手 小出裕章
 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表小山英之
 拓殖大学海外事情研究所長 森本敏
 神戸大学海事科学部助教授 山内知也
(コーディネータ)
 科学ジャーナリスト 中村浩美
(オブザーバー)
 資源エネルギー庁 大臣官房参事官 野口哲男
 原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課長佐藤均
 原子力安全・保安院 原子力安全広報課長伊藤敏
 原子力安全委員会事務局 審査指針課
 安全調査管理官吉田九二三
 原子力安全委員会 原子炉安全専門審査会委員更田豊志
 九州電力(株) 取締役 原子力本部長樋口勝彦

# by moe-kozue | 2012-04-10 17:04 | エネルギー
2012年 04月 09日

脆性破壊 加圧水型原子炉

脆性破壊とは、じん性や展延性が低いために起こる破壊で、
ガラスなどに代表される。
脆性(ぜいせい)とは物質のもろさ、じん性とは物質の粘り強さ、
展延性(てんえんせい)とは物質が破断せずに柔軟に変形すること。

圧力容器は鋼鉄でできている。鋼鉄はじん性と展延性を持っているが、
中性子という放射能を受け続けると、どんどんもろくなる性質がある。
すなわち、ガラスに近づく。
そして、鋼鉄の脆性遷移温度はマイナス20度くらいだが、
中性子を浴び続けるとこの温度が上昇していく。

1954年にソ連が初めて商業用原子力発電所で発電を始めたころ、
原子力はまだ新しい技術のため、原子炉がどのくらい持つかわからず、想定として40年とした。
現在、原子炉が本当に40年持つかということを、原子炉内に試験片を入れて調べながらきている。

九州電力の佐賀県玄海原子力所の1号機は試験片の調査から、
脆性遷移温度が98度となっていることがわかっている。
通常の運転時は200数十度なので問題はない。
しかし、緊急時に水を入れれば、ガラスのようにパーンと破壊し、放射線物質が大気中放出される。

関西電力は加圧水型原子炉 (PWR) を、東京電力は沸騰水型原子炉 (BWR)を採用している。
もし、事故が起きれば、福島第一原子力発電所のような沸騰水型原子炉よりも
温度も圧力も高い加圧水型原子炉のほうが、進展が早いと予測される。

再稼動を検討している大飯原発は、3号機1991年12月、4号機1993年3月運転開始の加圧水型原子炉です。
100%の安全が確保されるまでは、動かすべきでないと思います。
100%の安全などないと思います。



# by moe-kozue | 2012-04-09 14:28 | エネルギー